■補足1 繰り上がりの足し算(発展編)

 

第4章で取り上げた問題を使って、比較してみましょう。

 

8+3=11

 

そろばん式8+3=11


8+(10−7)=11

 

本来のそろばん式8+3=11

8−7+10=11

 

上の式が、このサイト独自の解き方で
下の式が、本来のそろばんの弾く順序です。

 

■下の式のように解く理由

 

速くそろばんを弾くことができるからです。

 

そろばんを弾くときの指の動きをみてみましょう。

 

上の式「8」→「+10」→「−7」。

指の動きは、「右」→「左」→「右」。

 

下の式「8」→「−7」→「+10」。

指の動きは、「右」→「右」→「左」。

 

なお、右は一の位、左は十の位です。

 

下のほうが無駄な動きが少ないことはお分かりですね?

 

そろばんは効率的に速く計算する道具であるが故に、弾く順番も考え方とは異なるのです。

 

裏を返せば、そろばんという道具を使わないならば、つまり暗算をするのであれば、考え方に沿った解き方で十分ということになります。

 

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